
司厨士協会って入会したほうがいいの?転職で有利になるって本当?



結論、司厨士協会は積極的に活動するなら転職に有利になります。
短期的な転職だけが目的なら、効果はあまり期待できません。
一般社団法人 全日本 司厨士協会(AJCA)1は、西洋料理に携わる料理人を支援する団体です。
(※以下、司厨士協会と略します。)
全国に支部があり、コンクールやボランティア、講習会などを定期的に開催しています。



私は見習いの頃、コンクール出場をきっかけに入会しました。
それから10年以上在籍し、年に数回の活動に参加しています。
司厨士協会の活動を通して、大手ホテルの料理長やオーナーシェフとつながり、実際に5件以上の転職オファーをいただきました。
この記事では、司厨士協会の活動がどのようにキャリアアップにつながるのかを実体験ベースで解説します。
すぐに転職したい方は、フーズラボやクックビズなどの調理師・飲食業界に特化した転職エージェントの方が短期間で効率の良い転職ができます。



将来に向けて、調理師としてのキャリアアップを見直すきっかけになれば幸いです。


【マオネコ】
- ホテルの西洋料理人を10年以上続けています。
初任給は手取りで13万円ほどでした。 - 5つ以上のホテル、10か所以上のレストランや宴会場で経験を積む。
(グループホテル内の異動も含む) - 2度の転職(再就職)で
・年収⇛70万円UP(賞与込み)
・一般職⇛部門シェフ
・残業月70時間⇛15時間⇛3時間に減少
・公休月6回⇛月10回と待遇改善を達成!
家族や友人と過ごす自由な時間が増えました!!


司厨士協会は転職に有利?|目的次第で「キャリアの武器」になる
司厨士協会に入会したからといって、すぐに転職が決まるわけではありません。
たとえば、新年会などのパーティでは、大手ホテルのシェフや飲食業界の業者とも交流できます。



調理師としての人脈に加え、将来 独立を目指すなら仕入先とのつながりを築くチャンスにもなります。
入会はとてもシンプルで、司厨士協会の公式サイトから、地域支部に連絡すればOK。
職場ですでに入会している同僚や上司に相談する方法もあります。



入会するのに身分証や複雑な書類提出など、面倒な手続きは不要です。
積極的に活動すれば将来的に転職に有利
司厨士協会へ入会していると、行動次第で転職に有利になります。



私は見習い時代に料理コンクール出場を目的に入会し、それから10年以上、年に数回の活動を続けています。
具体的には、以下の活動に参加していました。
- 司厨士協会主催のコンクール
- 保育園での食育活動
- 福祉施設での料理提供
- 食材の産地研修など
どれも強制ではなく、自分の関心に応じて選べる自由なスタイルです。
転職を検討していたある時期、協会活動を通じて知り合ったシェフから新規開業ホテルや有名レストランへのオファーを複数いただきました。
信頼関係を築いてきたからこその機会だったと感じています。



転職目的で入会したわけではなかったぶん、自然な形で声をかけてもらえたのかもしれません。
短期的な転職目的なら転職エージェントの方が効率的
司厨士協会は、転職支援を目的とした団体ではありません。
すぐに転職したい方には向いていないケースもあります。
以下に該当する方は転職エージェントの利用をおすすめします。
- 人脈がまだ少ない
- 調理経験が浅く、実績がない
- 協会に入会しているが、活動に参加していない



短期的に転職を目指すなら、エージェントの方が圧倒的に効率的です。




司厨士協会は転職の近道ではないが、人脈と実績が武器になる
積極的な活動を通じて人脈と信頼を育てれば、将来の転職に強く影響します。



コンクールで入賞すれば履歴書に実績として書けますし、協会の表彰制度で努力が評価される機会もあります。
普段の職場では出会えない他店の料理人との交流を通じて、視野を広げるきっかけにもなります。
司厨士協会は、今すぐの転職というより、キャリア形成のための「土台」と考えるのが現実的です。



「いつか本当に行きたい職場で働くために、今できる準備をする」場所だといえます。
実体験|司厨士協会に入会して感じた7つのメリット


私は司厨士協会に入会して10年以上になります。
その間、料理コンクールやボランティア、研修などに参加してきました。



実体験をもとに「入ってよかった」と感じた7つのメリットをご紹介します。
- 他ホテルやオーナーシェフ、業者とつながれる。
- 料理コンテストで実力が評価される。
- 会報誌「西洋料理」で業界の動きがつかめる。
- 産地研修や食肉センター見学に行く機会がある。
- 協会員シェフによる賞味会(勉強会)に参加できる。
- 氷彫刻やベジタブルカービングの技術が学べる。
- 社会貢献や表彰制度が履歴書に活きる。
他ホテルやオーナーシェフ、業者と交流を深めればスカウトの可能性も


司厨士協会の最大の強みは、業界内のつながりが広がることです。
新年会や懇親会では、他ホテルの調理師やシェフとも直接交流できます。



私も協会を通じて知り合った方から、「うちは待遇いいよ」「残業どれくらい?」といったリアルな情報交換をする機会が何度もありました。
仕入業者が賛助会員として入会していることもあり、独立を目指す人には人脈づくりの好機になります。



転職活動時には複数のホテルやレストランから直接声をかけていただきました。
司厨士協会は「自分の市場価値」を知る手段としても有効です。
料理コンテストで実力が評価されれば転職で有利に


司厨士協会は技能五輪やトックドールなどの本格的な料理コンクールを開催し、優勝者には海外研修のチャンスがある大会もあります。



私はコンクールで入賞できませんでしたが、出場した際は「あの料理、良かったよ」「次は優勝を狙える」と他ホテルのシェフに声をかけられました。
会報誌「西洋料理」で業界の動きがつかめる


会報誌『西洋料理』は、協会が発行する業界専門の情報誌です。
全国の活動や料理トレンド、コンクール情報などが隔月で届きます。



現場にいながら、他ホテルの取り組みや新技術を知れるのは大きな魅力ですね。
同僚と情報交換しにくい職場でも、この会報誌があれば視野を広げるヒントになります。



誌面の情報がきっかけで、研修やイベントに参加することもよくあります。
産地研修や食肉センター見学に行く機会がある


司厨士協会では、以下のような研修の機会も豊富です。
- 旬の野菜や果物の農家訪問
- 和牛やブランド豚の牧場見学
- 食肉センターでの解体工程の見学
各研修は、キッチンでは得られない“食材の背景”を学べる絶好の機会です。
理解が深まれば、メニュー構成でストーリー性を出しやすく、お客様への説明にも説得力が生まれます。



「食材の知識」は、料理の説得力を高める武器です。
積極的に産地研修に参加すれば、転職活動の履歴書や面接のネタにもなります。
司厨士協会員シェフによる賞味会(勉強会)に参加できる


協会では、会員シェフによる賞味会(料理発表の場)が定期的に開催されています。
試食だけでなく、盛り付けの工夫や素材の選び方なども直接聞ける勉強会です。
- 自分の料理に自信が持てない
- 他の料理人のレベルを見てみたい
そんな方にとっては、刺激的で次の目標が見つかる場になるでしょう。



私も参加するたびに、学びと仲間づくりの両方を実感しています。
氷彫刻やベジタブルカービングの技術が学べる
司厨士協会は、氷彫刻やベジタブルカービングといった装飾技術を学べる機会もあります。
料理とは異なるアート分野ですが、感性や創造力を高める手段として魅力的です。
ベジタブルカービングは、和食の「むきもの」やタイ文化にルーツを持つ、実用性と芸術性を兼ねた技術です。
氷彫刻やベジタブルカービグのスキルは高級ホテルや宴席で重宝されます。



履歴書の自己PRに書けるだけでなく、さっぽろ雪まつりへの招待や世界大会出場のチャンスもあります。ぜひ習得してみては。
社会貢献や表彰制度が履歴書に活きる
協会では、社会貢献活動や参加実績に応じて金・銀・銅の表彰制度があります。



私は年に数回のボランティアと産地研修への参加で、銅メダルを受賞した経験があります。





ボランティア活動や産地研修のエピソードを履歴書に書けば、面接での話題にもなりやすく採用担当者の印象も良くなります。



司厨士協会はスキル向上の場だけでなく、信頼を積み上げる場所でもありますね。
司厨士協会のデメリット・注意点|「合わない人」もいる


司厨士協会に入会すると多くのメリットがありますが、すべての調理師に適しているわけではありません。
- 年会費
- 活動時間の確保
- 職場との関係性など
入会前に確認すべき点もいくつか存在します。



私の経験から「事前に知っておくべき」と感じた3つの注意点を解説します。
年会費がかかる|未納・滞納は信頼を失うリスクも



会費は地域や会員区分(一般・理事など)によって異なりますが、私の所属地域では年間8,400円です。
(東京地方本部では¥12,000/年)2
支払い方法は、各支部から指定された口座へ銀行振込する形式が一般的です。
活動していないと振込を忘れやすく、数年分まとめて3万円以上の滞納金が発生するケースも実際にあります。
支払い状況は支部内である程度共有されるため、未納・滞納が続くと、信頼を失い、転職活動で不利になる可能性も発生します。



入会を迷っている方は、まず「年会費を払い続けられるか」を冷静に見極めましょう。
退会を切り出しづらい雰囲気がある
司厨士協会は自動更新制のため、自分から手続きをしなければ会費請求が続きます。
結果として「活動はしていないのに会費だけ払っている」人も少なくありません。
司厨士協会のつながりや紹介で転職した場合は、恩義を感じて退会しづらくなるケースもあります。



もちろん、会員活動は強制ではありません。
地方支部に電話やメールで退会の申し出をすれば手続きはかんたんです。
職場の理解がないと活動しづらい
司厨士協会の活動は、基本的に自主参加型です。
職場の理解がないと参加しにくいのが現実です。
たとえば、産地研修やボランティア活動の参加は希望休を取らなくてはいけません。



私の同僚にも、司厨士協会の活動を優先して職場で孤立してしまった人がいました。
本業の人間関係や評価を損なわない配慮も大切です。



入会前に「今の職場が協会活動に理解があるか」確認しておくと安心ですね。
司厨士協会はどんな人に向いている?|判断の目安


司厨士協会は、すべての調理師に必要な団体とは限りません。
ですが、「スキルアップしたい」「人脈を広げたい」と考える人にとっては、非常に有効な成長の場となります。



入会が向いている人・向いていない人の特徴を整理し、判断材料としてご紹介します。
向いている人|スキルや人脈を長期的に育てたい人
司厨士協会は、キャリアを長期的に築きたい人に適しています。
講習会やボランティア、コンクールなどを通して、調理技術と人脈の両方が育つ環境が整っています。
たとえば、産地研修では旬の食材の知識が深まり、講習会では現場で学べないスキルにも触れられます。
懇親会では、ホテル料理長やオーナーシェフと交流できる機会もあり、将来の転職や独立に役立つ人脈が築けます。



時間はかかりますが、「信頼と実績を積み、将来のチャンスを広げたい人」にはぴったりです。
氷彫刻やカービングなど専門技術を磨きたい人


装飾技術に関心がある方にも、司厨士協会は魅力的です。
特に氷彫刻やベジタブルカービングは、視覚的な演出で料理の価値を高める技術として注目されています。
ベジタブルカービングは、和食の「むきもの」やタイ文化にルーツを持つ、実用性と芸術性を兼ねた技術です。
氷彫刻やベジタブルカービングを習得すると、コンクールや世界大会出場のチャンスも用意されています。
向いていない人|参加の時間が取れず、年会費が重荷な人
多くの調理現場では長時間労働が続いており、協会活動に割ける時間がない方も多いでしょう。
司厨士協会は活動に参加しなくても年会費はかかるため、「会費を払っているのに活かせない」と感じる方には負担となります。
また、司厨士協会は転職サポートを目的とした団体ではないため、「協会員の紹介ですぐに転職したい」という方にとっては入会によるメリットは期待できません。



短期的な転職が目的なら、調理師専門の転職エージェントを活用する方が効率的です。


転職が目的ならエージェントとの併用が効果的


司厨士協会は、料理人としての技術や人脈を育てる場として有益です。
しかし「早く良い職場に転職したい」という目的があるなら、転職エージェントの活用が効率的です。
ここでは、司厨士協会とエージェントの違い、エージェントを使うメリット、そして両方を併用する方法について解説します。
司厨士協会と転職エージェントの違い|転職支援の有無と即効性
司厨士協会は、転職の斡旋や仕事の紹介を目的とした団体ではありません。
活動の中心は、調理技術の向上や会員同士の交流、食育や社会貢献などです。
そのため、司厨士協会に入会しても、直接的な転職支援は期待できません。
スカウトを受けることもありますが、それは長年の信頼関係の結果として生まれるものです。
一方で、転職エージェントは、求職者に合う職場の紹介から履歴書の添削・面接対策までを無料でサポートしてくれます。
即効性や効率性を重視するなら、エージェントのほうが明らかに優れています。



「司厨士協会」と「転職エージェント」は役割が違うと理解して使い分けましょう。
転職エージェントを使うべき理由
本気で転職を考えているなら、調理師専門の転職エージェントを利用すべきです。
「フーズラボ」や「クックビズ」は知名度も高く、サポート体制も整っているので初めての転職活動に最適です。
転職エージェントを使う主なメリットは以下のとおり。
- 履歴書・職務経歴書の添削、面接対策が無料
- 労働条件・給与・残業時間などを事前に把握できる
- ブラック企業を避けやすい(内部の評判も教えてくれる)
- 条件に合う非公開求人の紹介が受けられる



今すぐ転職しなくても、求人を見ておくだけでも視野が広がります。
一方、司厨士協会員の紹介による転職には注意点もあります。
たとえば
- 実際に働いてみると、給与や休みが聞いていた内容と違う。
- すぐに辞めたくても、紹介者の顔を立てて我慢してしまう。
- 紹介してくれた人と実際に働いてみると、性格や価値観が合わない。
上記のように、信頼関係のある紹介ほど辞めにくくなるプレッシャーがあります。



「紹介=安心」とは限らないので、客観的な支援も選択肢に入れましょう。
迷ったら両方使う|学び+行動がキャリアを変える
協会で学び、人とつながり、エージェントで行動する。
この両輪こそが、キャリアを動かす原動力になります。
どちらか一方だけでは十分とはいえません。
人脈や学びがあっても、動かなければ環境は変わりません。
反対に、行動しても実力や信用がなければ、希望の職場に採用されません。



司厨士協会で“信頼と実力”を育て、転職エージェントで“情報と行動”を整える。
これが最も現実的で効果的なキャリア戦略です。
調理師におすすめの転職エージェントを紹介しています。あわせてご覧ください。
司厨士協会の入会Q&A|よくある質問にまとめて回答


「司厨士協会って興味あるけど、どうやって入会するの?」
「年会費っていくら?活動って大変そう…」
司厨士協会活動でよく聞かれる質問をまとめて解説します。



制度や手続きは地域によって少し異なる場合もあるので、入会を考えている方は各地域の支部に直接確認するのが確実です。
司厨士協会の入会方法は?どこに連絡すればいい?
入会希望者は、自宅または職場所在地を管轄する「地方本部」に連絡すればOKです。
- 各都道府県に本部または支部が設置されています
- 協会の公式サイトに支部連絡先一覧があります→http://www.ajca.jp/entrance.html
- 紹介者がいなくても、直接申し込み可能です
私の場合は、「コンクールに出てみたい」と思ったタイミングで職場の先輩から支部の担当者を紹介してもらいました。
手続きはとてもシンプルで、名前と勤務先を伝えるだけで完了しました。
※問い合わせ前に「自分の所属地域がどこか」を調べておくとスムーズです。
年会費はいくら?支払い方法は?
会費は地域や会員区分によって異なります。
私の所属する地域では、一般会員で年間約8,400円でした。
- 役職付きの理事などは、追加費用がかかる場合もあります。
- 支払いは年1回、指定口座への銀行振込が一般的。
- 自動引き落としではないため、未納リスクに注意
実際、「気づかず3年未納で3万円以上の請求が来た」という例も耳にします。
活動にあまり参加しない人ほど、支払い忘れが多いので、管理には気をつけましょう。
※カレンダーやリマインダーで毎年チェックするのがおすすめです。
司厨士協会の活動やボランティアは強制?
協会の活動はすべて任意参加です。
- 講習会、産地見学、ボランティアなども希望制
- 参加によって表彰対象になることもありますが、不参加でもペナルティはありません
- ただし、参加ゼロだと顔を覚えてもらいにくく、人脈の恩恵も少なめです
私は年に数回しか参加していませんが、それでも転職時に声をかけていただけた経験があります。
年に1〜2回でも参加していれば、十分に関係は築けます。
退会するにはどうするの?
退会はもちろん可能です。
ただし、自分からはっきりと申し出る必要があります。
- 所属支部の担当者に「年度末で退会したい」と伝えればOK
- 自動更新なので、連絡しないと翌年度も会費が請求されます
- 地域によっては退会届の提出が必要な場合もあるため、確認は必須
「紹介者がいる」「協会のつながりで転職した」などの背景があると、辞めづらさを感じることもあります。
しかし、退会はあくまで個人の自由。
丁寧に伝えれば、トラブルになることはほとんどありません。
※退会の際も、最後まで礼儀を大切にすれば安心です。
司厨士協会の会長はどなたですか?
世界司厨士協会連盟 加盟国日本代表
一般社団法人全日本司厨士協会 会長
宇都宮 久俊氏が会長を務めています。
まとめ|司厨士協会は信頼を築けば転職に有利!!
司厨士協会に入会しただけでは、転職に有利になるわけではありません。
しかし、入会後、積極的に行動を重ね、人との信頼を築いてきた人には、思わぬチャンスが訪れます。
最後に、この記事のまとめとして、調理師として転職を目指すあなたへお伝えしたいポイントを整理します。
協会は行動次第でキャリア形成に役立つ
司厨士協会は、転職サポートを目的とした団体ではありません。
ですが、コンクールや講習会、ボランティア活動を通じて、
スキル・人脈・実績を積み重ねることで、結果的に転職に有利になる人もいます。
私自身も、見習いの頃から地道に活動を続けてきた結果、
複数のホテルやレストランから声をかけていただいた経験があります。
協会活動のメリットは、以下のような点に集約されます。
- 自分の職場環境を客観視できる
- 他施設の料理人や業者とつながれる
- スキルや受賞歴が形として残る
こうした機会を活かせるかどうかは、自分の行動にかかっています。
「なんとなく入る」ではなく、「活用する意識」で入会することがカギです。
入ることより「どう活かすか」が、キャリアの分かれ道だと実感しています。
転職を急ぐなら転職エージェントも利用しよう
「今の職場に限界を感じている」「すぐにでも転職したい」
そんな方には、転職エージェントの併用が非常に効果的です。
司厨士協会は中長期的な活動が中心で、
信頼関係が生まれるまでにどうしても時間がかかります。
一方、エージェントを使えば、次のようなメリットが得られます。
- 自分に合う職場を探してもらえる
- 条件交渉や応募書類の添削を無料で受けられる
- ブラック企業を避ける情報が事前にわかる
- 登録しておくだけで希望条件の求人が届く
「フーズラボ」や「クックビズ」のような飲食業界専門エージェントは、調理師向けの求人が豊富で、初めての転職でも安心感があります。
司厨士協会と転職エージェント。
どちらが正解かは、あなたの目的と状況によって変わります。
でも、共通して大事なのは「情報収集」と「行動」です。
積極的に行動すれば、キャリアは確実に前に進みます。
迷っているなら、まずは無料で相談できる転職サービスに登録してみましょう。
協会の活動を通じて、長期的な信頼と実力を築いていく。
どちらか一方ではなく、両方をバランスよく活かすことが、調理師としての未来を広げる鍵になります。
- この記事は一般社団法人全日本司厨士協会 公式HPの情報をもとに執筆しています。 ↩︎
- 全日本司厨士協会東京地方本部公式HPより ↩︎